CALIFORNIA DREAMING BY HENRY DILTZ [豪華本]
7月22日のLove Hurts「別館」でリンダ・マッカートニーの写真集
「SIXTIES」について触れたからには・・・・
どうしても避けて通れない道（何処が？）がHENRY DILTZだ。
HENRY DILTZの話だと・・・「別館」じゃなく「本館」かな？・・なんて
勝手にカテゴライズしてしまいました（笑）
Wikipediaから簡単なプロフィールを拾いますと・・・
Henry Stanford Diltzは1938年にKansas Cityで生まれる。
MFQ（モダン・フォーク・クァルテット）のメンバーであり、60年代から趣味で始めた写真が、その後の人生を大きく変えた。ミュージャン仲間のスナップが評判になり、ミュージシャンから指定されるミュージシャン兼カメラマンとなったHenryがモンタレーやウッドストックの公式カメラマンとなり、その後数々のレコードジャケットの写真を撮影することになる。特に60年代終末から70年代のLA周辺のアーティストのアルバムカヴァーは歴史に残る者ばかり。
こんな簡単な紹介でいいのかなぁ・・・
2007年、そんな HENRY DILTZの集大成的写真集が英国のGenesis出版より発売された。
その名も「CALIFORNIA DREAMING」ベタなタイトルだなぁ〜って一瞬思いますが、
HENRY DILTZの足跡はまさにCALIFORNIAのミュージシャン達の成功の足跡でもあり、
ベタなんだけどこんなにしっくりくるタイトルも無いだろう。
Genesis出版と言えば・・・小部数を最終的には職人が仕上げる「豪華本」で有名。
今回の「CALIFORNIA DREAMING」も受注生産の2000冊のDELUXE EDITIONと
同じく2000冊だが、一般書店（海外など）でも販売されるLIMITED EDITIONの2種類。
値段聞いて・・・驚く人は驚いてください。
DELUXE EDITION・・・£595（日本円で約130000円） LIMITED EDITION・・・ £250 （55000円）
なんとLIMITED EDITIONは日本のamazonからも買える（笑）
- 作者: Henry Diltz
- 出版社/メーカー: Genesis Publications
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: 革装本
amazonと言えば・・・2006年、ソネブロを始めたころに、
HENRY DILTZの写真集「Rock on: The Photographs」の発売告知があり、
すぐさま予約を入れた。あれからいったい何回発売延期を繰り返しただろう・・・・
最近のamazonのニュースレターでは発売日: 2008/08/30と出ている。
（7/27追記）
朝、amazonよりメールがあり、今回はどうやら本当に発売されるらしいです。2006年7月16日に予約入れてから・・・2年。この発売の遅れは・・・・Genesis出版の豪華本の出版と関係ありそうだなぁ〜。どうしても先にGenesis出版から出す必要があったのでしょうね。「MORRISONHOTEL GALLERY」とGenesis出版自体がタイアップしているようだし・・・儲かる方を先にやりたかったのかなぁ〜・・・なんて思ってしまいます。
Henry Diltz: Rock on: The Photographs
- 作者: Henry Diltz
- 出版社/メーカー: Steidl
- 発売日: 2008/08/30
- メディア: ハードカバー
ほんとかなぁ・・・2年も予約しっぱなしなんだけどなぁ・・・
以前、日本でもHENRY DILTZの写真集が発売されたことがある。
1990年スイッチ・コーポレイション（扶桑社）から発売されたのがコレ。
「THE INNOCENT AGE 〜素顔の隣人たち〜」
1967年から1989年までのHENRY DILTZの隣人たちを見ることができる。
このモノクロの写真集は日本企画で作られたもので、洋書等でも見た事の無い写真に発売当時驚愕。
今回紹介している「CALIFORNIA DREAMING」にもこの「〜素顔の隣人たち〜」に収められたものの
別アングルがあったり、カラーヴァージョンがあったり・・・
これはウエストコーストミュージック好きにはたまらない。興奮ですわ。
ウエストコーストだけじゃない。
こんな凄いショットもある。
ジョージとパティ・ボイドだ。まるでプライベートフォト。彼らも「隣人」なのだ。
本当に欲しい。「CALIFORNIA DREAMING 」ではあるが・・・買える金額ではない。
そこで嬉しいのがGenesis出版のホームページ。
こののホームページ見るだけでも結構ワクワクするので・・
ちょっと紹介しますね。
このトップ画面は一番上のドアーズの時とイーグルスの時がある。
ドアーズは「モリスンホテル」のフォトセッション。
イーグルスはファーストアルバムのフォトセッションから
ご存知方はご存知だと思うが、イーグルスのこの写真・・・
国内盤の裏ジャケのアウトショットだが・・・
一晩中「ペヨーテ茶」を飲んで・・・キメて・・・そして朝焼けの
シューティング！皆さん完全に目がいっちゃってます。
トップ頁の上のバーに「1966」「1975」「2007」とボタンがあり・・・
「1966」クリックで
こんな画面へ。それぞれの写真もクリックできます。
これは「LATE FOR THE SKY」のジャケットになったかも知れないショット。
「1975」では・・・・
ジョニ・ミッチェルとデヴィッド・クロスビー
しかし本当は・・・・もう1人います。
クリーム解散後のエリックです。
完全に座った目で彼はカリフォルニアの空の下・・・何を思っていたのか・・
イーグルスのセカンドアルバム「ならず者」のカヴァー撮影のセッション。
この時、16ミリフィルムも撮影されていて、非常にドラマチックなシーンに仕上がっている。
「2007」をクリック。
別館で紹介したこんな写真も。
JTの・・・このアングルは珍しい。
こんな具合に結構いろんな貴重な写真をみることができる。
でもやっぱ「豪華本」で欲しいなぁ。 無理だなぁ。
オマケ
ここも凄いよ。
MORRISONHOTEL GALLERY
http://www.morrisonhotelgallery.com/
ここのサイトでは・・・実店舗がLA等にある「MORRISONHOTEL GALLERY」のWEB版。
良い写真が満載だぁぁぁ。欲しい。
印刷ではない「オリジナルのプリント」が買える。しかし高い（笑）
ここで大量のサムネールと、サンプルが見れる。
一度ご覧あれ。
2008-07-26 22:10
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今回は本当に信じて良いのでしょうか？（苦笑）
アタシの予約、まだ有効なんでしょうかねぇ。それをまず確認しないとなぁ～
by ベアトラック (2008-07-27 14:42)
ベアと〜さん
キャンセル入れてなければ予約は有効なはずです。
2年越しの予約ですからねぇ〜
by PETTY (2008-07-27 15:37)
高っけー写真集！
手が出ませんね、こりゃ。
でも貴重な写真がいっぱいあるんですね。
2年越しって、マジすか？！（笑）
無事発売になるといいですねー。
by MASA (2008-07-27 17:49)
ぼくもヘンリー・ディルツの写真は大好きです。
すばらしい写真がいっぱいありますね～。
しかし、やっぱり55,000円はムリだなあ～＾＾;
by parlophone (2008-07-27 21:44)
ポンド換算はピントこないから怖いですよねぇ〜。
ホント手がでませんわ。
でも欲しい。
リンダの写真と比べると同じ空気感なんだけど、リンダの写真の方が、なんか古いコダクロームって感じの色見な気がします。
by PETTY (2008-07-27 22:15)
遼さん、こんばんは。
MORRISONHOTEL GALLERYのサムネール見ると、
「これもそうなの〜？」って驚きありますね。
55000円は買えそうもないので、
要約発売されそうな「ROCK ON」で我慢です。
5000円台だし（笑）遼さんも是非！！
by PETTY (2008-07-27 22:21)
いいなぁ コレ！（ナベサダ風に） カリフォルニア・ドリーミング。ホントにドリームで終わってしまいそうなので、二人で半分づつ出し合って貸し借りしましょう。最初の10年は僕が借りで(笑）。 代わりに、H.DILTZの付録付だった”LOST and FOUND"誌 ２冊買いなので１冊差し上げるということではいかがでしょうか？(笑)。J.T.のカットはｼﾝｸﾞﾙ盤と同じアングルですね。北島商店のI
by northernisland (2008-07-27 23:04)
北島商店のI様
いいでしょ コレ！（笑）
「カリフォルニア・ドリーミング」Iさんの計画では・・・
私が見れるのは58歳になってからじゃあ〜りませんか！
LOST and FOUNDは持っていないから欲しいなぁ。
JTの写真・・・シングル盤（国内盤）とは顔の向きが違うんですよねぇ〜。
by PETTY (2008-07-28 00:15)
おはようございます。 あれから、もう一度シングル盤(国内盤)のジャケ見たら、『Photo by Ed Thrasher』 とクレジットされているのですが？？？ フォトグラファーが二人いたってことですか？ それは不自然だし。HENRY DILTZの変名？ 調査してください(笑)。北島商店のI
by northernisland (2008-07-28 09:52)
北島商店のI 様
調査しましたでぇ〜
速攻で問題可決（笑）
日本の担当ディレクターの勘違いでしょう。きっと。
Ed Thrasherがアート・ディレクターとしてデザインコンセプトを考え、Henry Diltz がカメラマンとして関わる・・・・そんな構図が何処かで間違えた解釈されたんでしょう。多分。
初期のJTのジャケットのディレクションは結構Ed Thrasherが担当しているみたいです。
同じくアートディレクターとしてHenry Diltzと多くの仕事をした超有名アートディレクター「Gary Burden」がいます。
Jackson Browneの印象的なファーストや、EaglesのDesperadoのデザインなど、有名な仕事がゴロゴロ。
そんなことで・・・よろしく！
by PETTY (2008-07-28 11:24)
こんにちは、早速の調査ありがとうございました。月曜の朝のクソ忙しい時にスミマセン。それにしても、仕事早いですねぇ。勉強になりました。これからは、アート・ディレクターも注意して見てみます。GARY BURDENは聞いたことあります。 これからも細かい調査依頼があるかもしれませんが、その時はまたお願いします(笑)。 北島商店のI
by northernisland (2008-07-28 13:50)
北島商店のI様
今日は夕方、発見してくれてありがとうございます！
今度、カミサンとお店に遊びに行きますね。
今日、クロウポイントさんのトコロでもHenry Diltzの話で燃えてきました。まだまだいろんな真実が隠されているから、まだまだ驚きがありそうです。
by PETTY (2008-07-28 22:14)
日程の変更があり、またまたＢＥＳＴ BUYに寄る時間がありませんでした。
とっても残念です！
今、ホテルの部屋で、ローリング・ストーンズの「シャイン・ア・ライト」を身ながら、ブログをアップしたところです。
by ベアトラック (2008-07-29 13:28)
また買えなかったんですねぇ・・・残念でしたねぇ。
今クロウさんに回しましたから、今度高田に回しますわ。
by PETTY (2008-07-29 14:29)
嬉しいです。
これからシャワーを浴びたら、アルバカーキ空港に向かいます。
何とか午前3時に起きられて、ひと安心ですわ（笑）
by ベアトラック (2008-07-29 18:41)
私も扶桑社から出版されていたヘンリー・ディルツの『THE INNOCENT AGE』を持っています。あのころの雑誌『Switch』は良かったですね。長きに渡って定期購読していました。今でも発行されているようですが、私にとっては立ち読みする気にもならない内容です。
それにしても、『CALIFORNIA DREAMING』は手が出ませんね。DVDレコーダーをブルー・レイに買い替えてもおつりが来そうな価格です。その前に地デジ用のアンテナに取り替えねば意味がありませんがね。京都市は事情があって２本立てなければならないので出費がかさみます。
話がそれてしまいました。Genesis出版のホーム・ページでも眺めて我慢することにしましょう。
by Backstreets (2008-07-30 20:01)
Backstreetsさん、こんばんは。
「THE INNOCENT AGE」お持ちですか！嬉しいなぁ。
当時の「Switch」良かったですよね。読み応えあるインタビューや特集も深い内容のもの多かったですよね。
「CALIFORNIA DREAMING」は諦めるとして、「ROCK ON」が楽しみです。Genesis出版のホーム・ページはヘンリー・ディルツ意外の書籍紹介も見所多いので是非！！
by PETTY (2008-07-30 20:29)
ベアと〜さん
そろそろ新潟着いたかな？
お疲れ様でした。土産話楽しみにしてますね！！
by PETTY (2008-07-30 20:31)
今、時差ボケ解消の昼寝から起きたところです。
サンタフェで、ジョン・ニエトー（JOHN NIETO）というインディアン画家の作品集を入手しました。サイン入りです。
さすがに、ヘンリーディルツのこの本は手に入りませんでした（苦笑）
by ベアトラック (2008-07-31 14:22)
ベアと〜さん、お疲れ様でした。
新潟は「あっちぇ〜」でしょ？
JOHN NIETOって色彩が激しいけど、独特でいいですよね。
by PETTY (2008-07-31 14:28)