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BEACH BOYSと出会う その3 [アナログ盤]

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大好きなアナログが2枚・・・

その紙ジャケが出たってことから始まった今回の「本館」のネタ。 一応この「その3」を完結ということにしたいのですが・・・ 書きたい事が多過ぎて・・・熱くなっちゃって、収拾つかなくなったりするから なかなか完結できない(笑)


今日はお昼に思いっきりコレを見た。

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このビデオや、結成25周年に発売された「AN AMERICAN BAND」は・・・ 良く出来たヒストリー作品だ。 貴重な映像が満載。これらの映像によって知らなかった事実も随分知ることが出来た。 しかし、決められた時間の中に強引に歴史を詰め込んだから 欠落してる情報や、「この年は重要なのに!」「このアルバムこんな扱いでいいの?」みたいな ストレスでいっぱいになる。


ビーチボーイズには・・・ ビートルズのような壮大な「アンソロジー」企画は必要ないのだろうか? ビートルズより長い歴史を刻んだアメリカを代表するバンドに 「アンソロジー」は必要ないのだろうか・・・ 中途半端な映像の切り売りと、プライドで事実をねじ曲げたようなインタビューは もうご免だ。

デニスもカールも既に他界している。ブライアンや残ったメンバーが元気なうちに

もう一度、キチンと検証が必要なんじゃないだろうか?

そうじゃないと・・・

私なんかいつまでも

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コレや・・・
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コレの・・・和訳で歪められた大袈裟な「似非伝記」が頭から消えないのだ。

現に今回の記事も、これらの書籍で得た情報が頭にあるから・・・

知ったような事アレコレ書いてる訳だ。


前置きが長くなり過ぎた。

話をもとに戻すために・・・またコレの登場です。

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クドいかな(笑)

さて、前回は軽く「LOVE YOU」までをまとめた(つもり) 誰もがブライアンのカムバックは本物だと思っただろう。 しかし、あれだけツアーが重圧で泣出した64年のことを忘れたのか、 結局、ブライアンはまたアルコールとドラッグに逃避することに。 1979年に発売された「L.A.」のツアーの映像や写真を見ると・・・ ブライアンはまた太りだし、声質も「15 Big Ones」の頃に戻っている。 不思議だ。また幼児に戻ってしまうのか。 そしてデニスの目や表情。  狂気に満ちている。 「パシフィック・オーシャン・ブルー」の頃(LOVE YOUの頃と言ってもいい)とは 別人だ。ブライアン「コークをやるから、曲作れ」とデニスがブライにコカインを与えてた・・・ なんて記述もある。これが事実かどうかは解らないが、 この後、ブライアンは再びユージンランディの管理下に「飼育」され・・・・ そしてデニスの・・死へのカウントダウンが。 そんな78年かわ80年の3年間に3枚のアルバムを制作している。 [新月]M.I.U. Album [新月]L.A. [新月]Keepin' The Summer Alive いい曲もある。しかしビーチボーイズとしての輝きや鼓動は感じられない。 だからこの3作をあえて 「駄作」と言わせてもらう。 契約のためだけにブライアンに書かせた曲は寂しい。 ビーチ・ボーイズとして駄目時期、 マイク・ラブとカール・ウイルソンがそれぞれソロを発表する。 マイクは実にマイクらしい・・・ノスタルジックなLAを感じられる佳作。 ある意味、ビーチ・ボーイズより「らしい」アルバムだ。 一方、カールは真逆。ビーチ・ボーイズらしさを徹底的に排除したR&B色が強いアルバムだ。 このアルバムからは「Heaven」という名曲も生まれている。 ビーチ・ボーイズ復帰後もステージでデニスに捧げるナンバーとして歌い続けたナンバーだ。 しかし、これは追悼歌ではない。 デニスの他界は83年だから・・・


この時期のカールはメチャメチャかっこいいのだ。 明らかにビーチ・ボーイズの3男カールじゃない「CARL WILSON」だ。 83年にはセカンドアルバムも。

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1stのイメージを踏襲しながらも、よりハードによりプログレッシブに進化。 しかし、バラードは・・・やはり絶品である。 「One More Night Alone」「If I Could Talk to Love」など私は泣いちゃいます。 カールのこの間に磨かれたセンスは確実に85年のアルバム「BEACH BOYS」に活かされることになる。



今日で完結させる予定だったが・・・やっぱ無理。 85年まで行けない。


また延長ということでいいでしょうか?

次回は必ず完結させますんで(笑)




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コメント 4

MASA

もう無理矢理終わらせなくてもいいので、どんどん引っ張って下さい(笑)。
あー、2冊(てか3冊)とも読んでないなあ。当時買いそびれてしまってそのまんまです^^;
やっぱファンとして読んでおかなくちゃマズイっすね(笑)。

「AN AMERICAN BAND」も「ENDLESS HARMONY」も、あんな短い時間で長いバンドの歴史を語り尽くそうってのがそもそも無理なんですよね。
もう解散状態である今こそDVD3枚組とか4枚組くらいのヴォリュームでビーチ・ボーイズの長い歴史を総括したアンソロジーの決定版を出してほしいもんです。

というところで、次回も楽しみにしてます^^。
by MASA (2008-09-05 00:40) 

ベアトラック

マイペースで、どんどん続けて下さい。
「HEAVEN」、いい曲ですね。全く知りませんでした。
by ベアトラック (2008-09-05 05:00) 

PETTY

MASAさん
いいんですかね〜・・こんなに引っぱって(笑)
しかし「AN AMERICAN BAND」は既にDVD廃盤なんですね。
ビックリです。ビーチ・ボーイズの映像関連は全てビデオでしか持っていないので。また廉価版が出ますかね?
MASAさんのおっしゃる通り、決定版が必要だと思います。
ビートルズ以上に複雑な人間模様があるバンドですからね。
「リアルストーリー」は衝撃でした。
こんな本読まなきゃよかったって思ったくらい(笑)
ドロドロの愛憎劇のてんこ盛りですから。
どのレベルまでを「リアル」ととられたらいいのか判断に困ります。amazonのマーケットプレイスでゴミのような値段で売られているのが悲しいですね。
by PETTY (2008-09-05 10:59) 

PETTY

ベアと〜さん、いつもありがとうございます。
「HEAVEN」いいでしょ。
カールの大傑作です。
上のCDに収録された「If I Could Talk to Love」もこの流れです。
残念なことにカールのCDは2枚とも廃盤。
たまにオークションで見つけても1枚10000円とかですからね。
残念でたまりません。
by PETTY (2008-09-05 11:24) 

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