ようやく購入「UNDER THE COVERS」 [DVD]
1997年のことだったと思う。
自宅でインターネットを始めた年だ。
14400bpsのアナログモデムで、5回に1回くらいしか回線が繋がらない・・・そんな時代。
EAGLESを検索していた時に、とんでもないモノを見つけた。
「 UNDER THE COVERS」と題されたCD-ROM。
DVDじゃないんですよ(笑) CD-ROMなんです。
写真家Henry Diltzとアートディレクターでグラフィックデザイナーとして、
グラミー賞にもノミネートされたことのあるGary Burdenが手がけた数々のレコードジャケットアートを
Glenn FreyやDon Henleyの1996年当時のインタビューを交えて、
若干のムービーと静止画のスライドショーで時代を振返る・・・そんな内容だった。
当時、パソコンでHenry Diltzの写真が見れることに感激したものだ。
内容はCD-ROMの収録容量を考えれば・・・(今にして思えばだけどね。)充分なモノだった。
時は流れて・・・・
2002年、同タイトルのDVDが発売された。
てっきり「あ〜・・あのCDがDVDになったのね。」なんて思っていた。
数年後、友人クロウポイントさんがDVD版「UNDER THE COVERS」を入手。
それはウエストコーストミュージックファンには、驚愕の内容に変わっていた。
あのCD-ROMが伝えたかったことが解らなくなるくらい。
新たに追加された内容の方が多く、それによって初めてアノCD-ROMの趣旨が解った感じ。
アメリカ盤しかなく、クロウさんからビデオに落としてもらったもので楽しんでいたが、
既に廃盤だし、そろそろ買っておかないとマズいことになりそうな予感もあって、
ついに購入。いつでも買えると思っていると途端と入手不可能なんてこと
数多く経験でしてるからなぁ〜。
こんなパッケージです。
はい。「紙です!」初期の輸入DVDには結構この形態あったなぁ〜。
中を開けると・・・
小さいモノクロ写真だが、Henry Diltzの作品が沢山載っています。
裏にはコンテンツ内容が。
この内容を全て紹介してたら・・・えらいことになりそうなので、3つのコンテンツを紹介します。基本的な内容は、Henry DiltzとGary Burdenの二人の時代の生き証人が、歴史に残る名盤のジャケットが何処で・・・どんな過程で生まれたかをアーティストと共に懐かしんだり、目からウロコの謎があきらかになったり・・・そして当時のプライベートな8ミリ映像(これが凄い!)などを交えて、ウエストハリウッド周辺やローレルキャニオン、トパンガキャニオンをポルシェで巡る。そんな内容であります。
さ〜はじまりはじまり。
それでも写真が多いので、4枚まとめて1枚とかも今回は多いので・・・(笑)
Gary Burdenの運転するシルバーのロードスターから始まる。不良老人全開である。
Gary BurdenによるCSN&YのCDジャケットのラフスケッチ。
こんなラフから練り込まれ、歴史に残る作品が生まれるのだ。これ感動的だなぁ。
最初に登場した「隣人」はママキャス。3人のショットが物語るように、
他のミュージシャンもそうだが、関係が「友人」なのだ。
ミュージシャンがいて、デザイナーとカメラマンがいる・・・
そんな構造はここ(ローレルキャニオン)では無し。
クリエイター同士が同じ時間を共通し、楽しみ、そしてその結果
素晴らしい作品が生まれるのだ。
CS&N/same
メンバーのインタビューを交えてストーリーは展開して行く。
ドライブの途中にメンバーの家を訪問し、当時を振返る。
歴史的名盤「CS&N」の撮影秘話が語られる。
あのカウチが外に置かれた撮影現場を探す2人。
ここには写真を載せていないが、ジョニとグレアムが車の中で寄り添っている写真がある。 これ・・2人だけかと思っていたら、なんとジョニの右隣にはデヴィッド・クロスビーが居て、向かい側にカメラマンHenry Diltz とディレクターGary Burdenの姿が。運転手は・・なんとスティルスであった。
JACKSON BROWNE/same
ジャクソン・ブラウン
自分のファーストアルバムを持ちながら、当時を3人で懐かしむ。
級友との再会を楽しむジャクソンの表情がいい。
アルバムジャケットが麻のラジエターバッグにジャクソンの顔を2階調にしシルク印刷し、そこに刷られた文字「Saturate Before Using」を後年アルバムタイトルと勘違いされることが多く CDに至っては、背に「Saturate Before Using」と入っている。これにはディレクターGary Burdenも苦笑。
ウォーターサーバーのタンクが装着される。
最初なぜ、この場でタンクをセットするのだろうと解らなかったが・・・・・
これは目からウロコモノであった。
USのオリジナル盤をお持ちの方ならお解りだろうが、中袋が水がブクブクそている写真が使われていた。
ずっと意味が解らなく、クロウポイントさんとも「ブクブク」と呼んでいたソレはの正体はこれだったのだ。
長年の謎が解けた瞬間である。
EAGLES/same
EAGLESの1stアルバムの撮影には様々逸話が以前からあったが、その殆どが真実であると確信しました。暗くなってからトパンガキャニオンに撮影クルーとEAGLESは向かった。キャニオンではペヨーテ(サボテンの一種)をお茶にして飲み、出し殻を噛みハイに。パカロロも(笑)そしてキャニオンで焚き火をし、野宿。そして朝撮影。まだ朦朧とした状態で撮影は続く。
そしてここでGary Burdenのグラフィックの説明が入る。
USオリジナルのダブルジャケットの内側を見ると何故か野宿をしている写真が逆。
東芝盤の場合は開いた時、正しい方向になっているのだが・・・
間違えてジャケットを作ったのは東芝だった。
このジャケット・・・絶対やってみようとは思わないが、ボンドを剥がし、表と中を広げて1枚にした時、
このジャケットの意味がわかる。
詳しい意味を忘れたのが残念ですが・・・
今度調べておきます。
こんな感じでいろんな「謎解き」もできるこのDVD・・・
他にもホント盛りだくさん過ぎて紹介しきれません。
これを見てしまうとさらに深い森に入ってしまいますが、知って損することは無し。
2002年に発売され、廃盤になってから数年。
再発の可能性は・・・どうでしょう。
国内盤の期待は出来ないし。
中古が市場にある今がチャンスでっせ。
自宅でインターネットを始めた年だ。
14400bpsのアナログモデムで、5回に1回くらいしか回線が繋がらない・・・そんな時代。
EAGLESを検索していた時に、とんでもないモノを見つけた。
「 UNDER THE COVERS」と題されたCD-ROM。
DVDじゃないんですよ(笑) CD-ROMなんです。
写真家Henry Diltzとアートディレクターでグラフィックデザイナーとして、
グラミー賞にもノミネートされたことのあるGary Burdenが手がけた数々のレコードジャケットアートを
Glenn FreyやDon Henleyの1996年当時のインタビューを交えて、
若干のムービーと静止画のスライドショーで時代を振返る・・・そんな内容だった。
当時、パソコンでHenry Diltzの写真が見れることに感激したものだ。
内容はCD-ROMの収録容量を考えれば・・・(今にして思えばだけどね。)充分なモノだった。
時は流れて・・・・
2002年、同タイトルのDVDが発売された。
てっきり「あ〜・・あのCDがDVDになったのね。」なんて思っていた。
数年後、友人クロウポイントさんがDVD版「UNDER THE COVERS」を入手。
それはウエストコーストミュージックファンには、驚愕の内容に変わっていた。
あのCD-ROMが伝えたかったことが解らなくなるくらい。
新たに追加された内容の方が多く、それによって初めてアノCD-ROMの趣旨が解った感じ。
アメリカ盤しかなく、クロウさんからビデオに落としてもらったもので楽しんでいたが、
既に廃盤だし、そろそろ買っておかないとマズいことになりそうな予感もあって、
ついに購入。いつでも買えると思っていると途端と入手不可能なんてこと
数多く経験でしてるからなぁ〜。
こんなパッケージです。
はい。「紙です!」初期の輸入DVDには結構この形態あったなぁ〜。
中を開けると・・・
小さいモノクロ写真だが、Henry Diltzの作品が沢山載っています。
裏にはコンテンツ内容が。
この内容を全て紹介してたら・・・えらいことになりそうなので、3つのコンテンツを紹介します。基本的な内容は、Henry DiltzとGary Burdenの二人の時代の生き証人が、歴史に残る名盤のジャケットが何処で・・・どんな過程で生まれたかをアーティストと共に懐かしんだり、目からウロコの謎があきらかになったり・・・そして当時のプライベートな8ミリ映像(これが凄い!)などを交えて、ウエストハリウッド周辺やローレルキャニオン、トパンガキャニオンをポルシェで巡る。そんな内容であります。
さ〜はじまりはじまり。
それでも写真が多いので、4枚まとめて1枚とかも今回は多いので・・・(笑)
Gary Burdenの運転するシルバーのロードスターから始まる。不良老人全開である。
Gary BurdenによるCSN&YのCDジャケットのラフスケッチ。
こんなラフから練り込まれ、歴史に残る作品が生まれるのだ。これ感動的だなぁ。
最初に登場した「隣人」はママキャス。3人のショットが物語るように、
他のミュージシャンもそうだが、関係が「友人」なのだ。
ミュージシャンがいて、デザイナーとカメラマンがいる・・・
そんな構造はここ(ローレルキャニオン)では無し。
クリエイター同士が同じ時間を共通し、楽しみ、そしてその結果
素晴らしい作品が生まれるのだ。
CS&N/same
メンバーのインタビューを交えてストーリーは展開して行く。
ドライブの途中にメンバーの家を訪問し、当時を振返る。
歴史的名盤「CS&N」の撮影秘話が語られる。
あのカウチが外に置かれた撮影現場を探す2人。
ここには写真を載せていないが、ジョニとグレアムが車の中で寄り添っている写真がある。 これ・・2人だけかと思っていたら、なんとジョニの右隣にはデヴィッド・クロスビーが居て、向かい側にカメラマンHenry Diltz とディレクターGary Burdenの姿が。運転手は・・なんとスティルスであった。
JACKSON BROWNE/same
ジャクソン・ブラウン
自分のファーストアルバムを持ちながら、当時を3人で懐かしむ。
級友との再会を楽しむジャクソンの表情がいい。
アルバムジャケットが麻のラジエターバッグにジャクソンの顔を2階調にしシルク印刷し、そこに刷られた文字「Saturate Before Using」を後年アルバムタイトルと勘違いされることが多く CDに至っては、背に「Saturate Before Using」と入っている。これにはディレクターGary Burdenも苦笑。
ウォーターサーバーのタンクが装着される。
最初なぜ、この場でタンクをセットするのだろうと解らなかったが・・・・・
これは目からウロコモノであった。
USのオリジナル盤をお持ちの方ならお解りだろうが、中袋が水がブクブクそている写真が使われていた。
ずっと意味が解らなく、クロウポイントさんとも「ブクブク」と呼んでいたソレはの正体はこれだったのだ。
長年の謎が解けた瞬間である。
EAGLES/same
EAGLESの1stアルバムの撮影には様々逸話が以前からあったが、その殆どが真実であると確信しました。暗くなってからトパンガキャニオンに撮影クルーとEAGLESは向かった。キャニオンではペヨーテ(サボテンの一種)をお茶にして飲み、出し殻を噛みハイに。パカロロも(笑)そしてキャニオンで焚き火をし、野宿。そして朝撮影。まだ朦朧とした状態で撮影は続く。
そしてここでGary Burdenのグラフィックの説明が入る。
USオリジナルのダブルジャケットの内側を見ると何故か野宿をしている写真が逆。
東芝盤の場合は開いた時、正しい方向になっているのだが・・・
間違えてジャケットを作ったのは東芝だった。
このジャケット・・・絶対やってみようとは思わないが、ボンドを剥がし、表と中を広げて1枚にした時、
このジャケットの意味がわかる。
詳しい意味を忘れたのが残念ですが・・・
今度調べておきます。
こんな感じでいろんな「謎解き」もできるこのDVD・・・
他にもホント盛りだくさん過ぎて紹介しきれません。
これを見てしまうとさらに深い森に入ってしまいますが、知って損することは無し。
2002年に発売され、廃盤になってから数年。
再発の可能性は・・・どうでしょう。
国内盤の期待は出来ないし。
中古が市場にある今がチャンスでっせ。